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初代常三郎 異端の特注鋼! 素延べ鍛錬燕鋼 寸八 70mm
銘は自由に彫金します!

 

 

  燕鋼との初めての出会いは、廃業した金物屋さんにおいてあった 錆に錆びた 真っ赤な鉋刃のみを譲っていただいたものです。
展示ケースの傾きを補正するために床に置かれ噛ませ物として粗末に されていたもので、もう使い物にならないからと 譲っていただいたものでした。

白紙などの炭素鋼 または 炭素の度数の高めの青紙系合金鋼ですと 真っ赤に錆びてしまった状態で 中のほうまで錆が侵食して、刃物としては、壊滅的打撃なのですが、この鋼 何とも良く錆が落ち、根が浅いのです。

不審に思いながら、人造砥石や生地の細かい天然砥石で刃付けをしましても 全然光ってこずに 黒光りまでです。 
裏も同様押せたのか否かわかんないような感じで、はっきりいって悩みました。

刃返りも殆ど発生せずで硬い鋼かな?と思うところでしたが・・・ しかしながら 裏だししますと、たたいていないところまで なだらかに起きてきて異常に粘っこいことが推測されて益々 不気味で気持ち悪い思いをしたものです。

研ぎはどうやら 非常に癖がありますが 天然砥石で下りよろしく生地も細かいもので 丹念に刃付けをすればよさげな刃が付きまして,「こんなの初めてで面白いな」ということで、 押さえもないため割り台に一枚で植えて見たところ 実に肩軽く切れます!一枚でしか試していないのですが、刃先に雪が積もったように白く見える切れ止んだといわれる状態でも、木口削りなどで良好の切れ味を永く維持できます。
薄く削って良し、永く削って良しで、 職人さん向けの立ち回りでは抜群だと思い、お気に入りです。

後に、この鉋を二代目常三郎さんに見ていただき 初代の作品で昭和30年代までに燕鋼で別に誂えたものだということが解かり「こんな古いもん専務(三代目)では知らんぞ!!」と非常に喜んでいただきました。

私は切に思います。
昭和のその頃の時勢では、既成の無難な鋼で量産すればその分売れて行った時代です。
そのような時代でもなお慢心すること無く、今でも驚くような素性の鋼を誂えてみようと思う初代さんの 探究心溢れる試みに頭が下がる思いです。皆様はどのようにお考えでしょうか? 

そのような経緯で 稀少な、初代の遺産で別誂えしてもらうというお話が滞りなく進んだわけで、赤めた状態で鍛えて素延べして、薄鋼とし  熱処理性、裏だし性、研ぎやすさ向上を御願いしました。現在主流製法である冷間機械切削による 鋼の厚み減しを廃しました。

地金は 例の明治維新直後の双頭レールで御願いしました。
古きよき常三郎にしか伝わっていない昭和の燕鋼に、明治維新後 世の中が目まぐるしく動いてきたのを目撃した生き証人である 双頭レールによる地金を掛け合わせた、夢の組み合わせが実現いたしました。

燕鋼は、私の地元は勿論 北陸 九州の社寺関連の大工さんの口コミでは非常に評価を受けております。
しかし、研ぎの癖があり 時間も少々要しますので 乗りこなすには少々熟練を積んだ職人さんにお勧めします。
当時でも やはり評価が大きく二分されてしまったようです。燕鋼ほど、研ぐこと出来ねばサッパリ使え ぬ鋼は無いと二代目 三代目共におっしゃられており、私もそう思います。
使い込む楽しさという物は 往々にしてあり、もし鉄チャンでしたら見逃せぬ逸品です。

よろしく御願いします  

鉋いろいろ







白樫台押さえつき 
mm 70 65            
寸八 寸六            
数量        
価格 \34,900  
銘は、3文字まで無料で好みのもの切ります。
共裏も可能です。
常三郎の銘も付きます。
桐箱付き
 




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